浪江町で積算18.9ミリシーベルト
計画的避難区域指定へ
文部科学省は20日、福島県浪江町内にある観測地点で、19日までの積算放射線量が18.940ミリシーベルト(1万8940マイクロシーベルト)に上がったと発表した。
3月23日に観測を始めて以来27日間で、政府が検討している「計画的避難区域」を指定する際の1年間の基準である20ミリシーベルトに近づいた。
飯舘村内の観測地点でも10.920ミリシーベルト(1万920マイクロシーベルト)を記録した。
浪江町の積算線量は毎日数百マイクロシーベルトずつ増加しており、週内にも20ミリシーベルトを超えるのが避けられない情勢。
政府は近く、浪江町や飯舘村などを計画的避難区域に指定する方向だ。
浪江町内の観測地点では、福島第一原発の3号機などで爆発事故が起きた後の3月17日に毎時158マイクロシーベルトの放射線量を観測。
その後、1時間当たりの放射線量は減少を続けたが、4月5日に20マイクロシーベルト台に低下した後、横ばい傾向が続いている。
このため、積算線量は4月3日に10ミリシーベルトを超えた後も増加が衰える兆しが見えず、11日には15ミリシーベルトを突破。
22日前後には20ミリシーベルトに達する計算だ。
飯舘村も3月23日から観測を開始。
4月1日には5ミリシーベルトを超え、16日には10ミリシーベルト台となった。
いずれの観測地点も、福島第一原発から北西約30キロで、半径30キロの屋内退避指示区域のわずかに外側にある。
一方、原発の北に約35キロ離れた南相馬市内の観測地点で、19日までの積算線量は0.553ミリシーベルト。
北西約60キロの福島市内は0.673ミリシーベルト(3月24日以降)、西約35キロの田村市内では0.929ミリシーベルト(同)、南約35キロのいわき市内は0.326ミリシーベルト(31日以降)となっている。
積算放射線量
これまでに観測された放射線を累計した総量。
1時間当たりの放射線量と区別される。
人体への影響は原発の作業などで強い放射線を短時間で浴びることによっても生じるが、原発から離れた地域ではむしろ長期間にわたる被ばくが問題となる。
被ばく量が1年間で100ミリシーベルトを超えると健康への影響が出てくると考えられている。
政府は計画的避難区域の指定基準を年間20ミリシーベルトに設定しているほか、福島県内の学校についても年間20ミリシーベルトを登校可否の目安にしている。

北陸中日新聞(平成23年4月21日:朝刊)
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3月23日に観測を始めて以来27日間で、政府が検討している「計画的避難区域」を指定する際の1年間の基準である20ミリシーベルトに近づいた。
飯舘村内の観測地点でも10.920ミリシーベルト(1万920マイクロシーベルト)を記録した。
浪江町の積算線量は毎日数百マイクロシーベルトずつ増加しており、週内にも20ミリシーベルトを超えるのが避けられない情勢。
政府は近く、浪江町や飯舘村などを計画的避難区域に指定する方向だ。
浪江町内の観測地点では、福島第一原発の3号機などで爆発事故が起きた後の3月17日に毎時158マイクロシーベルトの放射線量を観測。
その後、1時間当たりの放射線量は減少を続けたが、4月5日に20マイクロシーベルト台に低下した後、横ばい傾向が続いている。
このため、積算線量は4月3日に10ミリシーベルトを超えた後も増加が衰える兆しが見えず、11日には15ミリシーベルトを突破。
22日前後には20ミリシーベルトに達する計算だ。
飯舘村も3月23日から観測を開始。
4月1日には5ミリシーベルトを超え、16日には10ミリシーベルト台となった。
いずれの観測地点も、福島第一原発から北西約30キロで、半径30キロの屋内退避指示区域のわずかに外側にある。
一方、原発の北に約35キロ離れた南相馬市内の観測地点で、19日までの積算線量は0.553ミリシーベルト。
北西約60キロの福島市内は0.673ミリシーベルト(3月24日以降)、西約35キロの田村市内では0.929ミリシーベルト(同)、南約35キロのいわき市内は0.326ミリシーベルト(31日以降)となっている。
積算放射線量
これまでに観測された放射線を累計した総量。
1時間当たりの放射線量と区別される。
人体への影響は原発の作業などで強い放射線を短時間で浴びることによっても生じるが、原発から離れた地域ではむしろ長期間にわたる被ばくが問題となる。
被ばく量が1年間で100ミリシーベルトを超えると健康への影響が出てくると考えられている。
政府は計画的避難区域の指定基準を年間20ミリシーベルトに設定しているほか、福島県内の学校についても年間20ミリシーベルトを登校可否の目安にしている。

北陸中日新聞(平成23年4月21日:朝刊)
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