EU離脱年内通知せず
英独首脳会談、一定の理解
【ベルリン時事】
メイ英首相は20日、首相就任後初の外遊として訪れたドイツのベルリンでメルケル首相と会談後、共同記者会見に臨み、欧州連合(EU)に対するEU離脱の通知を年内は行わない方針を表明した。
メルケル首相は一定の理解を示した。
メイ首相はこれまでも、国民投票で決まったEU離脱を履行するとしつつ、交渉開始は急がない考えを明らかにしていた。
今回、EUの議論に大きな影響を持つメルケル首相にこうした立場を直接伝えた。
メイ首相は記者会見で、「賢明かつ整然とした」EU離脱を実現するためには準備が必要と説明。
離脱後もEUとの密接な経済的結び付きを維持したいとも語り、今後、英政府が望む対EU関係の在り方を具体化していく考えを示した。

北國新聞:平成28年7月22日朝刊より一部コピー↑
英独首脳会談、一定の理解
【ベルリン時事】
メイ英首相は20日、首相就任後初の外遊として訪れたドイツのベルリンでメルケル首相と会談後、共同記者会見に臨み、欧州連合(EU)に対するEU離脱の通知を年内は行わない方針を表明した。
メルケル首相は一定の理解を示した。
メイ首相はこれまでも、国民投票で決まったEU離脱を履行するとしつつ、交渉開始は急がない考えを明らかにしていた。
今回、EUの議論に大きな影響を持つメルケル首相にこうした立場を直接伝えた。
メイ首相は記者会見で、「賢明かつ整然とした」EU離脱を実現するためには準備が必要と説明。
離脱後もEUとの密接な経済的結び付きを維持したいとも語り、今後、英政府が望む対EU関係の在り方を具体化していく考えを示した。

北國新聞:平成28年7月22日朝刊より一部コピー↑
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外相にジョンソン氏 女性積極登用
メイ英首相、組閣本格化
【ロンドン共同】
13日に就任した英国のメイ新首相は14日、外相など主要6ポスト以外について組閣作業を本格化させた。
司法相と教育相に女性を起用し、他にも女性を積極登用するとみられている。
14日中にも全閣僚を決定、閣外相らも週内に決める見通しだ。
メイ氏は欧州連合(EU)残留を支持していたが、6月の国民投票では離脱の結論が出たことを受けて両派に配慮した布陣をつくるとみられ、国民投票で明白になった社会の分裂の克服を図る。
離脱派リーダーで、投票直後まで次期首相の最有力候補とみられていたジョンソン前ロンドン市長が13日に重要ポストの外相に任命されたことには内外で驚きが広がった。
国内の結束を急ぐメイ氏の姿勢を示す象徴的な人事となった。
離脱派のデービス下院議員も新設のEU離脱担当相に任命するなど、13日には6ポストを決定。
離脱派3人、残留派3人の同数だった。
メイ氏と首相の座を争ったゴーブ前司法相は起用されず、後任にはトラス前環境相が就いた。
教育相にはグリーニング前国際開発相が就任した。
英メディアによると、初閣議は19日、メイ氏は20日、下院で野党との初の党首討論に臨む予定。
女性閣僚は直前のキャメロン内閣では22人中7人。
メイ氏は女性の割合を半数にできるだけ近づけたい意向と報じられる。
メイ氏は英国で故サッチャー氏以来、26年ぶりの女性首相。
サッチャー政権時代は女性議員が少なかったこともあり、英メディアによると、11年余りの政権で女性閣僚は1人しかいなかった。
13日の声明でメイ氏は、EUから離脱しても「国際社会で積極的な役割を果たしていく」と意気込みを語った。
格差社会の是正なども訴えた。

北國新聞:平成28年7月15日 朝刊より一部コピー↑
メイ英首相、組閣本格化
【ロンドン共同】
13日に就任した英国のメイ新首相は14日、外相など主要6ポスト以外について組閣作業を本格化させた。
司法相と教育相に女性を起用し、他にも女性を積極登用するとみられている。
14日中にも全閣僚を決定、閣外相らも週内に決める見通しだ。
メイ氏は欧州連合(EU)残留を支持していたが、6月の国民投票では離脱の結論が出たことを受けて両派に配慮した布陣をつくるとみられ、国民投票で明白になった社会の分裂の克服を図る。
離脱派リーダーで、投票直後まで次期首相の最有力候補とみられていたジョンソン前ロンドン市長が13日に重要ポストの外相に任命されたことには内外で驚きが広がった。
国内の結束を急ぐメイ氏の姿勢を示す象徴的な人事となった。
離脱派のデービス下院議員も新設のEU離脱担当相に任命するなど、13日には6ポストを決定。
離脱派3人、残留派3人の同数だった。
メイ氏と首相の座を争ったゴーブ前司法相は起用されず、後任にはトラス前環境相が就いた。
教育相にはグリーニング前国際開発相が就任した。
英メディアによると、初閣議は19日、メイ氏は20日、下院で野党との初の党首討論に臨む予定。
女性閣僚は直前のキャメロン内閣では22人中7人。
メイ氏は女性の割合を半数にできるだけ近づけたい意向と報じられる。
メイ氏は英国で故サッチャー氏以来、26年ぶりの女性首相。
サッチャー政権時代は女性議員が少なかったこともあり、英メディアによると、11年余りの政権で女性閣僚は1人しかいなかった。
13日の声明でメイ氏は、EUから離脱しても「国際社会で積極的な役割を果たしていく」と意気込みを語った。
格差社会の是正なども訴えた。

北國新聞:平成28年7月15日 朝刊より一部コピー↑
メイ英首相きょう就任
EU離脱「最善の合意を」
【ロンドン共同】
英国の欧州連合(EU)離脱決定に伴う与党保守党党首選で11日、決選に進んだ女性2候補のうち、アンドレア・エネルギー閣外相(53)が撤退したことを受け、テリーザ・メイ内相(59)が同日、新党首に就任した。
キャメロン首相は13日に辞任し、後継者のメイ氏が同日、エリザベス女王の任命を受けて新首相に就任する。
サッチャー氏以来の女性
メイ氏は声明を発表し、EUとの離脱交渉を「成功させる」と強調、首相として英国とEUの新たな関係を構築する決意を示した。
女性首相は、1979~90年の故サッチャー首相に次いで2人目で26年ぶりだ。
メイ氏は離脱交渉の開始時期について、交渉戦略策定を優先させ、年明け以降との認識を示していたが、新首相誕生が前倒しされたことで交渉入りが早まる可能性がある。
メイ氏は移民流入を制限しつつ欧州単一市場へのアクセス維持を狙う。
メイ氏の最初の大きな仕事が難局を乗り切る内閣の人選。
残留、離脱両派に割れた保守党の党内バランスを取る手腕も同時に試される。
EUとの離脱交渉には担当相を任命して対応すると予測されている。
英メディアによると、党首選でメイ氏を推す議員団をまとめたグレイリング下院院内総務やデービス下院議員らの名前が挙がる。
離脱派議員への配慮も欠かせず、同派を率いたジョンソン前ロンドン市長や党首選の対立候補だったレッドソム・エネルギー閣外相らの処遇も注目されている。
11日、議会前で同僚議員らに拍手と歓声で迎えられたメイ氏は「EU離脱に当たり、最善の合意をもたらす交渉を行う必要があると訴えてきた」と強調した。
国民投票を通じて分断された英国や党の再結束や「前向きな新ビジョン」を示す必要性にも言及、「より良い英国」を共につくろうと訴えた。
キャメロン首相はメイ氏の就任決定を喜び「全面支援する」と語った。

北國新聞:平成28年7月13日 朝刊より一部コピー↑
EU離脱「最善の合意を」
【ロンドン共同】
英国の欧州連合(EU)離脱決定に伴う与党保守党党首選で11日、決選に進んだ女性2候補のうち、アンドレア・エネルギー閣外相(53)が撤退したことを受け、テリーザ・メイ内相(59)が同日、新党首に就任した。
キャメロン首相は13日に辞任し、後継者のメイ氏が同日、エリザベス女王の任命を受けて新首相に就任する。
サッチャー氏以来の女性
メイ氏は声明を発表し、EUとの離脱交渉を「成功させる」と強調、首相として英国とEUの新たな関係を構築する決意を示した。
女性首相は、1979~90年の故サッチャー首相に次いで2人目で26年ぶりだ。
メイ氏は離脱交渉の開始時期について、交渉戦略策定を優先させ、年明け以降との認識を示していたが、新首相誕生が前倒しされたことで交渉入りが早まる可能性がある。
メイ氏は移民流入を制限しつつ欧州単一市場へのアクセス維持を狙う。
メイ氏の最初の大きな仕事が難局を乗り切る内閣の人選。
残留、離脱両派に割れた保守党の党内バランスを取る手腕も同時に試される。
EUとの離脱交渉には担当相を任命して対応すると予測されている。
英メディアによると、党首選でメイ氏を推す議員団をまとめたグレイリング下院院内総務やデービス下院議員らの名前が挙がる。
離脱派議員への配慮も欠かせず、同派を率いたジョンソン前ロンドン市長や党首選の対立候補だったレッドソム・エネルギー閣外相らの処遇も注目されている。
11日、議会前で同僚議員らに拍手と歓声で迎えられたメイ氏は「EU離脱に当たり、最善の合意をもたらす交渉を行う必要があると訴えてきた」と強調した。
国民投票を通じて分断された英国や党の再結束や「前向きな新ビジョン」を示す必要性にも言及、「より良い英国」を共につくろうと訴えた。
キャメロン首相はメイ氏の就任決定を喜び「全面支援する」と語った。

北國新聞:平成28年7月13日 朝刊より一部コピー↑
次期英首相にメイ内相
対抗馬レッドソム氏撤退
【ロンドン共同】
英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け辞任するキャメロン首相の後継を選ぶ保守党党首選で11日、テリーザ・メイ内相(59)の党首と首相への就任が決まる見通しとなった。
決選に進んだ女性2候補のうち、アンドレア・レッドソム・エネルギー閣外相(53)が徹底を表明。
党選挙委員会は党首選のやり直しはしないと明言した。
メイ氏はまず正式に党首に選出され、次いで首相に就任する見通しで、当初9月とされた首相就任時期は大幅に前倒しされる見込み。
故サッチャー首相(在任1979~90年)以来、英国で2人目の女性首相が誕生することになる。
離脱に向けた対EU交渉が次期首相の最重要任務。
移民を制限しつつ単一市場へのアクセス維持を狙うメイ氏は、原則2年間の離脱交渉の引き金を引く離脱通告は年何は行わない方針を示している。
交渉戦略の確立が当面の課題となる。
レッドソム氏は報道陣に「離脱を控えた英国のため、すぐに次期首相が決まるのが望ましい」と辞退の理由を説明。
党所属下院議員による投票でメイ氏が199票、自身が84票だったことにも触れ「十分な支持を集められなかった。英国には広く支持されたリーダーが必要だ」と述べた。
一方、BBC放送は関係者の話として「(レッドソム氏への)暴言がひどくなった」と報道。
レッドソム氏は9日付英紙のインタビューで、子どもがいないメイ氏を念頭に「母親である自分の方が首相に適任だ」と発言し、批判が高まっていた。

北國新聞:平成28年7月12日 朝刊より一部コピー↑
対抗馬レッドソム氏撤退
【ロンドン共同】
英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け辞任するキャメロン首相の後継を選ぶ保守党党首選で11日、テリーザ・メイ内相(59)の党首と首相への就任が決まる見通しとなった。
決選に進んだ女性2候補のうち、アンドレア・レッドソム・エネルギー閣外相(53)が徹底を表明。
党選挙委員会は党首選のやり直しはしないと明言した。
メイ氏はまず正式に党首に選出され、次いで首相に就任する見通しで、当初9月とされた首相就任時期は大幅に前倒しされる見込み。
故サッチャー首相(在任1979~90年)以来、英国で2人目の女性首相が誕生することになる。
離脱に向けた対EU交渉が次期首相の最重要任務。
移民を制限しつつ単一市場へのアクセス維持を狙うメイ氏は、原則2年間の離脱交渉の引き金を引く離脱通告は年何は行わない方針を示している。
交渉戦略の確立が当面の課題となる。
レッドソム氏は報道陣に「離脱を控えた英国のため、すぐに次期首相が決まるのが望ましい」と辞退の理由を説明。
党所属下院議員による投票でメイ氏が199票、自身が84票だったことにも触れ「十分な支持を集められなかった。英国には広く支持されたリーダーが必要だ」と述べた。
一方、BBC放送は関係者の話として「(レッドソム氏への)暴言がひどくなった」と報道。
レッドソム氏は9日付英紙のインタビューで、子どもがいないメイ氏を念頭に「母親である自分の方が首相に適任だ」と発言し、批判が高まっていた。

北國新聞:平成28年7月12日 朝刊より一部コピー↑
NY円、一時99円台
【ニューヨーク共同】
8日のニューヨーク外国為替市場の円相場は円高ドル安が進み、1ドル=100円の大台を再び突破し、一時99円99銭まで上昇した。
邦銀筋が明らかにした。
99円台は、英国民投票で欧州連合(EU)離脱派の勝利が決まった6月24日に東京市場で付けて以来、半月ぶり。
離脱問題を発端とした市場の動揺が止まらず、欧州の銀行の経営問題にも飛び火。
市場では「安全資産」とされる円が買われやすくなっていた。
米労働省が8日発表した6月の雇用統計で、就業者の伸びが事前の予想を上回ったものの、円高進行は止まらなかった。
急激な円高は輸出企業の収益を圧迫して日本経済に打撃を与えかねず、政府、日銀に対応を求める声が高まりそうだ。
円相場は6月24日に1ドル=99円ちょうどまで上がった後、100~103円で推移していた。
長期金利が最低更新
8日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(343回債、表面利率0.1%)の利回りが一時、マイナス0.300%と過去最低を更新した。
終値は前日比0.010%低いマイナス0.290%で、終値としても過去最低となった。
マイナス金利の借金模索
財務省、金融機関は難色
財務省は多くの国債利回りがマイナスに落ち込んだ状況を受け、国が民間金融機関から直接借金する際にもマイナス金利を適用できないかどうか模索を始めた。
お金を貸して逆に利子を払う形となる金融機関側が難色を示し、すぐに実現する見通しは立たないが、市場のマイナス金利がさらに拡大すれば日の目を見る可能性があるとみて論点を整理しておく方針だ。
政府は財源不足を補うため、国債を発行して市場から資金を調達することに加え、地方交付税を管理するものなど三つの特別会計では金融機関から定期的にお金を借りている。
こうした借金は入札で行うが、現在のシステムは年0.001%が下限のため、落札金利はこれ以上下がることがなく最近は0.001%に張り付いている。
マイナス金利が実現すれば、国は借金をして逆に利子をもらえることになり、その分だけ納税者の負担は軽くなる。
このため財務省は一部の金融機関に対し、入札でマイナス金利の提示が可能となるようシステムを変更した場合、マイナス金利で応札する可能性があるかどうかと打診した。
金融機関には、国にマイナス金利で貸せば企業や個人向けの融資でも同様の対応を迫られるとの警戒感が強く、前向きな反応は今のところ出ていない。
ただ、日銀のマイナス金利政策の下で、金融機関は日銀に預ける当座預金の一部に年0.1%の金利を課される。
これより小さなマイナス幅で国にお金を貸せば、損失を減らせる余地はある。

北國新聞:平成28年7月9日 朝刊より一部コピー↑
【ニューヨーク共同】
8日のニューヨーク外国為替市場の円相場は円高ドル安が進み、1ドル=100円の大台を再び突破し、一時99円99銭まで上昇した。
邦銀筋が明らかにした。
99円台は、英国民投票で欧州連合(EU)離脱派の勝利が決まった6月24日に東京市場で付けて以来、半月ぶり。
離脱問題を発端とした市場の動揺が止まらず、欧州の銀行の経営問題にも飛び火。
市場では「安全資産」とされる円が買われやすくなっていた。
米労働省が8日発表した6月の雇用統計で、就業者の伸びが事前の予想を上回ったものの、円高進行は止まらなかった。
急激な円高は輸出企業の収益を圧迫して日本経済に打撃を与えかねず、政府、日銀に対応を求める声が高まりそうだ。
円相場は6月24日に1ドル=99円ちょうどまで上がった後、100~103円で推移していた。
長期金利が最低更新
8日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(343回債、表面利率0.1%)の利回りが一時、マイナス0.300%と過去最低を更新した。
終値は前日比0.010%低いマイナス0.290%で、終値としても過去最低となった。
マイナス金利の借金模索
財務省、金融機関は難色
財務省は多くの国債利回りがマイナスに落ち込んだ状況を受け、国が民間金融機関から直接借金する際にもマイナス金利を適用できないかどうか模索を始めた。
お金を貸して逆に利子を払う形となる金融機関側が難色を示し、すぐに実現する見通しは立たないが、市場のマイナス金利がさらに拡大すれば日の目を見る可能性があるとみて論点を整理しておく方針だ。
政府は財源不足を補うため、国債を発行して市場から資金を調達することに加え、地方交付税を管理するものなど三つの特別会計では金融機関から定期的にお金を借りている。
こうした借金は入札で行うが、現在のシステムは年0.001%が下限のため、落札金利はこれ以上下がることがなく最近は0.001%に張り付いている。
マイナス金利が実現すれば、国は借金をして逆に利子をもらえることになり、その分だけ納税者の負担は軽くなる。
このため財務省は一部の金融機関に対し、入札でマイナス金利の提示が可能となるようシステムを変更した場合、マイナス金利で応札する可能性があるかどうかと打診した。
金融機関には、国にマイナス金利で貸せば企業や個人向けの融資でも同様の対応を迫られるとの警戒感が強く、前向きな反応は今のところ出ていない。
ただ、日銀のマイナス金利政策の下で、金融機関は日銀に預ける当座預金の一部に年0.1%の金利を課される。
これより小さなマイナス幅で国にお金を貸せば、損失を減らせる余地はある。

北國新聞:平成28年7月9日 朝刊より一部コピー↑