<滋賀突風>目撃から「竜巻」推定 気象庁が現地調査実施
【毎日新聞】より一部コピー↓
6/30(土) 11:29配信

滋賀県米原市で竜巻とみられる突風が発生して一夜明け、気象庁は30日、詳細な状況を確認するため現地調査を実施した。気象庁は渦が移動したという複数の目撃証言があったことから竜巻と推定。渦は南から北へ約2.5キロ動いたとみられ、調査班が建物の被害が集中した同市朝日、夫馬(ぶま)、北方の3地区で飛ばされた屋根の様子などを撮影し、規模などを分析した。

一方、住民らはがれきの片付けに追われた。同市朝日地区では、軍手に長靴姿の住民らが住宅の庭や田畑に飛び散ったガラスや瓦などを拾い集めていた。自宅の屋根瓦がはがれた馬渕喜比古(よしひこ)さん(68)は「雨戸も役立たないぐらいで怖かった。がっくりしたが、気を取りなおして片付けたい」と話した。近くの県立伊吹高校ホッケー部の部員もボランティアで片付けに加わった。女子主将で3年の太田美友那さん(17)は「早く元の姿に戻ってほしい」と話した。
市によると、割れたガラスなどで8人が軽傷を負い、市内の建物132棟で被害が確認された。市は被災した市民向けの相談窓口を市役所に開設し、対応に当たった。【若本和夫、小西雄介】
最終更新:6/30(土) 13:16
毎日新聞
~~
滋賀・突風
「気が付くと屋根飛ばされ」住民、不安の声
毎日新聞2018年6月29日 22時02分(最終更新 6月29日 22時38分)

29日午後に滋賀県米原市で発生した竜巻とみられる突風は、田畑が広がる田園地帯の朝日、夫馬(ぶま)、北方の3地区を中心に南北約2.5キロにわたり、集中的な被害をもたらした。屋根が飛び、室内をめちゃくちゃに荒らすなど威力のすさまじさに、住民は不安の声を漏らした。

朝日地区の整備工場兼事務所のトタン屋根が飛ばされた運輸会社の統括部長、中村丈博さん(43)は2階の事務所から、竜巻のような巨大な黒い柱が、約500メートル南に離れた県立伊吹高校を越えて迫ってきたのを目撃した。瓦や木の枝も巻き上げられていて、社員に「机の下に隠れろ」と指示したという。「ゴーという今まで経験したことの無い、ごう音がして、事務所ごと持っていかれるのでは、と怖かった。気が付くと屋根が吹き飛ばされ、空が見えていた」と振り返った。
朝日地区の民家の大橋美佐代さん(80)宅は瓦屋根が飛ばされた。当時、1階の居間にいたという大橋さんは「雷が鳴ったかと思うとすごい風が吹いてきて、玄関扉のガラスが割れた。怖くて長く感じた」と表情をこわ張らせた。
同じく朝日地区に住む公務員、奥村和芳さん(42)は、近所の住民からの連絡で帰宅すると、飛んできたトタン屋根が紙を丸めたようにガレージに引っ掛かっていた。「遠目に見たときは、大きなトラックが止まっているのかなと思ったが、近づいてびっくりした。家には誰もいなかったので、家族が無事で助かった」と胸をなで下ろした。【西村浩一、若本和夫】
【毎日新聞】より一部コピー↓
6/30(土) 11:29配信

滋賀県米原市で竜巻とみられる突風が発生して一夜明け、気象庁は30日、詳細な状況を確認するため現地調査を実施した。気象庁は渦が移動したという複数の目撃証言があったことから竜巻と推定。渦は南から北へ約2.5キロ動いたとみられ、調査班が建物の被害が集中した同市朝日、夫馬(ぶま)、北方の3地区で飛ばされた屋根の様子などを撮影し、規模などを分析した。

一方、住民らはがれきの片付けに追われた。同市朝日地区では、軍手に長靴姿の住民らが住宅の庭や田畑に飛び散ったガラスや瓦などを拾い集めていた。自宅の屋根瓦がはがれた馬渕喜比古(よしひこ)さん(68)は「雨戸も役立たないぐらいで怖かった。がっくりしたが、気を取りなおして片付けたい」と話した。近くの県立伊吹高校ホッケー部の部員もボランティアで片付けに加わった。女子主将で3年の太田美友那さん(17)は「早く元の姿に戻ってほしい」と話した。
市によると、割れたガラスなどで8人が軽傷を負い、市内の建物132棟で被害が確認された。市は被災した市民向けの相談窓口を市役所に開設し、対応に当たった。【若本和夫、小西雄介】
最終更新:6/30(土) 13:16
毎日新聞
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滋賀・突風
「気が付くと屋根飛ばされ」住民、不安の声
毎日新聞2018年6月29日 22時02分(最終更新 6月29日 22時38分)

29日午後に滋賀県米原市で発生した竜巻とみられる突風は、田畑が広がる田園地帯の朝日、夫馬(ぶま)、北方の3地区を中心に南北約2.5キロにわたり、集中的な被害をもたらした。屋根が飛び、室内をめちゃくちゃに荒らすなど威力のすさまじさに、住民は不安の声を漏らした。

朝日地区の整備工場兼事務所のトタン屋根が飛ばされた運輸会社の統括部長、中村丈博さん(43)は2階の事務所から、竜巻のような巨大な黒い柱が、約500メートル南に離れた県立伊吹高校を越えて迫ってきたのを目撃した。瓦や木の枝も巻き上げられていて、社員に「机の下に隠れろ」と指示したという。「ゴーという今まで経験したことの無い、ごう音がして、事務所ごと持っていかれるのでは、と怖かった。気が付くと屋根が吹き飛ばされ、空が見えていた」と振り返った。
朝日地区の民家の大橋美佐代さん(80)宅は瓦屋根が飛ばされた。当時、1階の居間にいたという大橋さんは「雷が鳴ったかと思うとすごい風が吹いてきて、玄関扉のガラスが割れた。怖くて長く感じた」と表情をこわ張らせた。
同じく朝日地区に住む公務員、奥村和芳さん(42)は、近所の住民からの連絡で帰宅すると、飛んできたトタン屋根が紙を丸めたようにガレージに引っ掛かっていた。「遠目に見たときは、大きなトラックが止まっているのかなと思ったが、近づいてびっくりした。家には誰もいなかったので、家族が無事で助かった」と胸をなで下ろした。【西村浩一、若本和夫】
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