積算放射線量人体へは
100ミリシーベルト以上は注意
福島第一原発から放射性物質の放出が続いています。
Q.事態が長引いた場合の留意点は
A.これまでに浴びた放射線量の累計である「積算放射線量」が問題になります。
各都道府県にあるモニタリングポストなどで観測が続けられており、文部科学省の集計では、埼玉県で観測された大気中の放射線量は最大で1時間当たり1.222枚繰りシーベルトでした。
これが24時間続いたとすると、1日の積算放射線量は単純に24倍して約29マイクロシーベルト。
1年間では約1万700マイクロシーベルトです。
Q.健康に影響が出る値ですか。
A.放射線と健康に関する日本を代表する研究機関である「放射線医学総合研究所」(千葉市)によると、積算放射線量が100ミリシーベルト(10万マイクロシーベルト)未満では、がんが引き起こされるという科学的な根拠はありません。
Q.100ミリシーベルト以上ではどうですか。
A.100ミリシーベルトの被ばくで、がんで亡くなる人の割合が0.5%増えると考えられています。
日本人の約30%ががんで死亡することから、仮に1,000人が100ミリシーベルトの被ばくを受けたとすると、がんによる死亡が300人から305人に増える計算になります。
Q.根拠は。
A.広島、長崎の原爆や、チェルノブイリ原発事故、核実験など過去に起きた放射性物質の拡散での疫学的な検証などが基礎になっています。
Q.屋内にいれば安心ですか。
A.空気中に漂っている放射性物質を吸い込んで肺に取り込んだり、食べ物や飲み物から消化器系に取り込む「内部被ばく」に注意が必要です。皮膚の傷口などから体内に入る場合もあります。
Q.影響は。
A.放射性物質から出る放射線によって、細胞の遺伝子が傷つけられる恐れがあります。細胞には遺伝子を修復する能力がありますが、能力を上回る被ばくを受けると、がんが発生する可能性が出てきます。
Q.肺や消化器系のほかはどうですか。
A.消化器から血液中に入り、他の組織や臓器にも影響が及ぶ可能性があります。放射性ヨウ素は甲状腺に吸収されやすく、特に乳児に影響があります。
福島県で検出された放射性ストロンチウムは骨に蓄積しやすいことが分かっています。
Q.影響の度合いは全身で均一ですか。
A.同じ放射線量でも、生殖腺(卵巣、精巣)や、血液を造る「赤色骨髄」、肺、胃などへの影響が大きくなります。
Q.食品衛生法の暫定規制値はどのようにきめられているのですか。
A.放射線量の世界的な権威である「国際放射線防護委員会」(ICRP)がつくった基準を基にしています。
ICRPの基準は疫学的なデータに加え、健康への影響と社会的コストのバランスを勘案して決められています。
Q.規制値を超す食品を食べると危険ですか。
A.直ちに健康に影響は出ません。食品は放射性物質以外にも、残留農薬や添加物など多様なリスクがあります。これらを総合的に考えて対応していく必要もありそうです。

北陸中日新聞(平成23年4月17日:朝刊)
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福島第一原発から放射性物質の放出が続いています。
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A.これまでに浴びた放射線量の累計である「積算放射線量」が問題になります。
各都道府県にあるモニタリングポストなどで観測が続けられており、文部科学省の集計では、埼玉県で観測された大気中の放射線量は最大で1時間当たり1.222枚繰りシーベルトでした。
これが24時間続いたとすると、1日の積算放射線量は単純に24倍して約29マイクロシーベルト。
1年間では約1万700マイクロシーベルトです。
Q.健康に影響が出る値ですか。
A.放射線と健康に関する日本を代表する研究機関である「放射線医学総合研究所」(千葉市)によると、積算放射線量が100ミリシーベルト(10万マイクロシーベルト)未満では、がんが引き起こされるという科学的な根拠はありません。
Q.100ミリシーベルト以上ではどうですか。
A.100ミリシーベルトの被ばくで、がんで亡くなる人の割合が0.5%増えると考えられています。
日本人の約30%ががんで死亡することから、仮に1,000人が100ミリシーベルトの被ばくを受けたとすると、がんによる死亡が300人から305人に増える計算になります。
Q.根拠は。
A.広島、長崎の原爆や、チェルノブイリ原発事故、核実験など過去に起きた放射性物質の拡散での疫学的な検証などが基礎になっています。
Q.屋内にいれば安心ですか。
A.空気中に漂っている放射性物質を吸い込んで肺に取り込んだり、食べ物や飲み物から消化器系に取り込む「内部被ばく」に注意が必要です。皮膚の傷口などから体内に入る場合もあります。
Q.影響は。
A.放射性物質から出る放射線によって、細胞の遺伝子が傷つけられる恐れがあります。細胞には遺伝子を修復する能力がありますが、能力を上回る被ばくを受けると、がんが発生する可能性が出てきます。
Q.肺や消化器系のほかはどうですか。
A.消化器から血液中に入り、他の組織や臓器にも影響が及ぶ可能性があります。放射性ヨウ素は甲状腺に吸収されやすく、特に乳児に影響があります。
福島県で検出された放射性ストロンチウムは骨に蓄積しやすいことが分かっています。
Q.影響の度合いは全身で均一ですか。
A.同じ放射線量でも、生殖腺(卵巣、精巣)や、血液を造る「赤色骨髄」、肺、胃などへの影響が大きくなります。
Q.食品衛生法の暫定規制値はどのようにきめられているのですか。
A.放射線量の世界的な権威である「国際放射線防護委員会」(ICRP)がつくった基準を基にしています。
ICRPの基準は疫学的なデータに加え、健康への影響と社会的コストのバランスを勘案して決められています。
Q.規制値を超す食品を食べると危険ですか。
A.直ちに健康に影響は出ません。食品は放射性物質以外にも、残留農薬や添加物など多様なリスクがあります。これらを総合的に考えて対応していく必要もありそうです。

北陸中日新聞(平成23年4月17日:朝刊)
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