誕生1ヶ月 いしかわ動物園の8羽
体重1キロ超え 羽に鴇色 時折パタパタ
トキひな健やか
北国新聞 平成22年5月25日
石川でトキのひなが誕生して25日で1ヶ月になる。
分散飼育するいしかわ動物園(能美市)では、この1ヶ月に8羽が産声を上げた。
県民の関心が高まる中、飼育担当者の献身的な世話で、いずれのひなも順調に成長。
最初に産まれた3羽は体重1キロを超え、時折、羽ばたくしぐさを見せる羽の一部はうっすらと鴇(とき)色を帯び始めた。
いしかわ動物園ではこれまでに、9歳雄の「ひかる」と7歳雌の「ももか」ペア・
5歳雄「ほうた」と3歳雌「ななみ」ペアから計19個の卵が産まれた。
このうち有精卵と確認された10個が人工飼育されている。
成長が早い3羽は、保育ケージ内で、洗面器を揺りかご代わりに飼育員が世話する。
羽を広げたり、歩こうとしたりと、盛んに体を動かすようになった。
「未熟児」も順調
43.6グラムの「未熟児」で産まれ、動物園関係者を心配させた1羽も、ふ化後2週間で約450グラムに成長し、45グラム以下のひなは育たないとする「仮説」を覆した。
トキ受け入れ以前、近緑種の飼育経験が生きたという。
もっとも「すべて想定の範囲内」(同動物園)という順調な人工繁殖は「優等生」に支えられた側面がある。
二つのペアのうち、「ひかる」と「ももか」は、佐渡トキ保護センターで自然繁殖に成功した実績があり、佐渡から同園に移送された当日から、落ち着いた様子で餌のドジョウを食べた。
「愛の巣」再び
このペアは、8個を産卵後、動物園側が巣を撤去しても、自力で巣を作って卵を産み、飼育員を驚かせた。
自然繁殖となる3個の卵は有精卵なら6月1、3、6日にふ化する予定。
ふ卵器に移した1個を含め順調にふ化すれば「石川2世」は計12羽となる。
羽が完全な鴇色になるには、成鳥になり羽根が生え替わるのを待たなければならない。
藤井匠也技師(29)は「つつかれると指が痛くなるほど元気。大事に育てたい」と、気を引き締めた。
もっと中古車を見るオートプラザ青木→【お買得中古車情報】
いつもありがとうございます!
体重1キロ超え 羽に鴇色 時折パタパタ
トキひな健やか

石川でトキのひなが誕生して25日で1ヶ月になる。
分散飼育するいしかわ動物園(能美市)では、この1ヶ月に8羽が産声を上げた。
県民の関心が高まる中、飼育担当者の献身的な世話で、いずれのひなも順調に成長。
最初に産まれた3羽は体重1キロを超え、時折、羽ばたくしぐさを見せる羽の一部はうっすらと鴇(とき)色を帯び始めた。
いしかわ動物園ではこれまでに、9歳雄の「ひかる」と7歳雌の「ももか」ペア・
5歳雄「ほうた」と3歳雌「ななみ」ペアから計19個の卵が産まれた。
このうち有精卵と確認された10個が人工飼育されている。
成長が早い3羽は、保育ケージ内で、洗面器を揺りかご代わりに飼育員が世話する。
羽を広げたり、歩こうとしたりと、盛んに体を動かすようになった。
「未熟児」も順調
43.6グラムの「未熟児」で産まれ、動物園関係者を心配させた1羽も、ふ化後2週間で約450グラムに成長し、45グラム以下のひなは育たないとする「仮説」を覆した。
トキ受け入れ以前、近緑種の飼育経験が生きたという。
もっとも「すべて想定の範囲内」(同動物園)という順調な人工繁殖は「優等生」に支えられた側面がある。
二つのペアのうち、「ひかる」と「ももか」は、佐渡トキ保護センターで自然繁殖に成功した実績があり、佐渡から同園に移送された当日から、落ち着いた様子で餌のドジョウを食べた。
「愛の巣」再び
このペアは、8個を産卵後、動物園側が巣を撤去しても、自力で巣を作って卵を産み、飼育員を驚かせた。
自然繁殖となる3個の卵は有精卵なら6月1、3、6日にふ化する予定。
ふ卵器に移した1個を含め順調にふ化すれば「石川2世」は計12羽となる。
羽が完全な鴇色になるには、成鳥になり羽根が生え替わるのを待たなければならない。
藤井匠也技師(29)は「つつかれると指が痛くなるほど元気。大事に育てたい」と、気を引き締めた。
もっと中古車を見るオートプラザ青木→【お買得中古車情報】
いつもありがとうございます!
