2010年05月

兼六園にカモシカ乱入
特別名勝で特別天然記念物「大捕物」

2時間、園内を逃走

北国新聞　平成22年5月26日

25日午後0時半ごろ、兼六園の上坂口にニホンカモシカ1頭が姿を現し、
料金所職員が石川県金沢城･兼六園管理事務所に連絡した。

逃げ回るカモシカを、県と金沢市の職員、金沢中署員が追跡。
年間約180万人が訪れる特別名勝で、特別天然記念物の大穂物が繰り広げられた。
観光客が遠巻きで見守る中、カモシカは2時間後、県立伝統産業工芸館で捕獲された。

～～略～～

捕獲後、ショック死

県白山自然保護センターによると、捕獲されたカモシカは体長約110センチ、体重約32キロ。
成獣の雄で7歳と見られる。
県によると、カモシカは金沢市郊外の山間部から小立野台地沿いのがけや林を通って兼六園に入ったらしい。
22日には、兼六園から約1キロ離れた金大付属病院裏のがけで目撃されており、
県は「今回捕獲されたカモシカと同じ固体ではないか」（自然保護課）とみている。

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