川井選手「応援を実感」津幡でパレード1万1000人祝福＠オートプラザ青木：津幡町

川井選手「応援を実感」

津幡でパレード1万1000人祝福

リオデジャネイロ五輪のレスリング女子63キロ級で金メダルに輝いた川井梨紗子選手（21）＝津幡町出身、至学館大4年＝の祝賀パレードは11日、同町で行われ、沿道を埋めた約1万1千人（主催者発表）の観衆が金メダルの獲得を祝った。
笑顔で手を振った川井選手は「多くの方に応援していただいていると実感した。東京五輪へ試合を一つ一つこなしていく」と意欲を高めた。

町で初めてのパレードは、役場から町文化会館「シグナス」間の800メートルで行われた。
日本選手団の公式ユニホームを着た川井選手は、母初江さん（46)とオープンカーに乗り込み、約20分間かけてパレードした。

沿道では、町民有志が「金」を祝う横断幕やうちわを揚げた。
川井選手の姿が見えると拍手が沸き起こり、子どもから高齢者までが「金メダルおめでとう」「感動をありがとう」と声を掛けた。


笑顔で手を振り、金メダルを披露する川井選手と母初江さん
＝11日、津幡町文化会館「シグナス」前

町文化会館前では、町スポーツ栄誉賞の表彰式が行われ、矢田富郎町長が「感動と勇気をもらった」と表彰状を手渡した。

同館で引き続き開かれた祝賀会には、石川県レスリング協会役員や町各種団体長、小中学校時代の同級生ら約90人が出席した。
川井選手は妹の友香子さん（18）＝至学館大1年＝と東京五輪を目指す決意を示した。

川井選手は19日、津幡町で一日署長を務める。
署員に訓示し、交通安全運動出動式に参加する。

田知本、登坂選手　富山で凱旋パレード

リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した女子柔道の田知本遥選手（26）＝射水市出身、と女子レスリングの登坂絵莉選手（23）＝高岡市出身が12日、富山県で凱旋パレードをした。
両選手が乗り込んだオープンカーは富山市中心部の県庁前を出発。
約1.5キロの道を40分かけてパレードした。
雨に見舞われたものの、登坂選手が沿道に向けて金メダルを掲げると、集まった2万人以上の市民は傘を手に「おめでとう」「お帰り」と歓声を上げた。
県は、同日、2人に県民栄誉賞を贈った。


小堀選手　スポーツ特別賞　　県が贈呈

「東京では個人金メダル」　

リオデジャネイロ五輪の競泳男子800メートルリレー銅メダリストの小堀勇気選手（22）＝能美市出身、金沢高OB、ミズノ＝への石川県スポーツ特別賞贈呈式は12日、県庁で行われ、谷本正憲知事らが同種目で52年ぶりとなったメダル獲得の栄誉をたたえた。

小堀選手は「4年後の東京五輪では、個人種目でもメダルを目指したい」と意欲を示した。

谷本知事が賞状と副賞30万円、九谷焼の装飾を施したカップを手渡し、「決勝では予選から2秒近くタイムを縮め、会心の泳ぎでメダル獲得に貢献した。日本の競泳界の歴史に新たな1ページを刻んだ」と称賛した。

小堀選手は「4年後に向けて1年1年力をつけていきたい。今後は2週間ほど休み、10月に入るまでに本格的なトレーニングを始めたい」と話した。
リオ五輪後初のレースとなった第71回国体（2016希望郷いわて国体）成年男子100メートル自由形で2連覇を果たしたことに触れ「メダリストとして、県の代表として恥ずかしくないレースにしたかった」と振り返った。

県庁ロビーでは県民約300人が駆け付け、小堀選手を歓迎した。
金沢市の保育士駒澤三倖（みゆき）さん（25）は見送りの際、小堀選手に長男学（がく）ちゃん（2カ月）をだっこしてもらい、「息子にも水泳を学ばせたい。今後も応援していく」と声を弾ませた。




北國新聞：平成28年9月13日　朝刊より一部コピー↑

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