志賀原発 大津波に耐えられる?
福祉まで放射能漏れ 志賀原発を検証
原子炉建屋 海抜21メートル
ともに若く 改良型は地震に強い
東京電力福島第1原発で放射能漏れ事故が続き、「志賀原発は大丈夫か」と地元関係者の間で不安が広がっている。
福島と志賀はどう違うのか。
同様の事故は志賀原発では起きないのか。
検証すると、志賀原発は10メートルの津波が来ても福島の二の舞にはなりにくい立地のようだ。
立地
福島第1原発の事故をもたらした最大の原因は、地震に伴う津波だ。
福島第1原発に近い相馬市で観測された最大の津波は7.3メートル。
仙台新港では最大の10メートルの津波が起きた。これに対し、福島第1原発では最大で5メートル程度の津波しか想定していなかった。
実は志賀原発が想定している最大の津波も5メートル程度と、福島と同じだ。
だが、志賀と福島では原発が立地する場所の標高が違う。
福島第1原発の標高は不明だが、映像などで見る限り、さほど高い位置に立っていない。
一方、志賀原発は、一番低い位置にあるタービン建屋でも海抜11メートルの高さにあり、原子炉建屋は21メートルの高さにある。
仮に東日本大震災並みの大津波が来ても、福島のような大きな被害が出る可能性は小さいと見ていいのだろうか。
実際、宮城県の女川原発は、立地地域が津波で壊滅的な被害を受けたにもかかわらず、原発が高台に立地しており、大事故につながる被害は出なかったとされる。
もちろん、波が陸地にぶつかった後どんな動きをするかにもよるので、いくら高台にあっても「絶対、大丈夫」とは言い切れない。

海抜21メートルに原子炉建屋がある志賀原発
=2009年12月、北国新聞社ヘリ「あすなろ」から
年齢
福島第1原発の6期は、運転開始から31~40年経ち、いわば「高齢化」した原発だ。
最も古い1号機は開始から40年、人間で言えば「初老」だ。
これに対し、志賀原発は1号機が17年、2号機が5年と比較的新しい。
原発の「寿命」に国の規定はないが、各事業者は30~40年の運転を想定しており、40年を超える場合、国の指針による保守管理方法の変更が必要。
福島第1の1号機は2月に10年間の運転延長が認められたばかり。
福井の敦賀1号機、美浜1号機に続き3基目だった。
原発は長く運転すると、圧力容器の材質がもろくなったりするため、温度管理や検査を充実させる。
人間でも初老になれば体にガタが来て健康管理が必要。
その点、志賀原発は2基とも成人すらしておらず「元気そのもの」のはずなのだ。

北国新聞(平成23年3月16日:朝刊)
続き→【志賀原発 大津波に耐えられる?2】
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検証すると、志賀原発は10メートルの津波が来ても福島の二の舞にはなりにくい立地のようだ。
立地
福島第1原発の事故をもたらした最大の原因は、地震に伴う津波だ。
福島第1原発に近い相馬市で観測された最大の津波は7.3メートル。
仙台新港では最大の10メートルの津波が起きた。これに対し、福島第1原発では最大で5メートル程度の津波しか想定していなかった。
実は志賀原発が想定している最大の津波も5メートル程度と、福島と同じだ。
だが、志賀と福島では原発が立地する場所の標高が違う。
福島第1原発の標高は不明だが、映像などで見る限り、さほど高い位置に立っていない。
一方、志賀原発は、一番低い位置にあるタービン建屋でも海抜11メートルの高さにあり、原子炉建屋は21メートルの高さにある。
仮に東日本大震災並みの大津波が来ても、福島のような大きな被害が出る可能性は小さいと見ていいのだろうか。
実際、宮城県の女川原発は、立地地域が津波で壊滅的な被害を受けたにもかかわらず、原発が高台に立地しており、大事故につながる被害は出なかったとされる。
もちろん、波が陸地にぶつかった後どんな動きをするかにもよるので、いくら高台にあっても「絶対、大丈夫」とは言い切れない。

海抜21メートルに原子炉建屋がある志賀原発
=2009年12月、北国新聞社ヘリ「あすなろ」から
年齢
福島第1原発の6期は、運転開始から31~40年経ち、いわば「高齢化」した原発だ。
最も古い1号機は開始から40年、人間で言えば「初老」だ。
これに対し、志賀原発は1号機が17年、2号機が5年と比較的新しい。
原発の「寿命」に国の規定はないが、各事業者は30~40年の運転を想定しており、40年を超える場合、国の指針による保守管理方法の変更が必要。
福島第1の1号機は2月に10年間の運転延長が認められたばかり。
福井の敦賀1号機、美浜1号機に続き3基目だった。
原発は長く運転すると、圧力容器の材質がもろくなったりするため、温度管理や検査を充実させる。
人間でも初老になれば体にガタが来て健康管理が必要。
その点、志賀原発は2基とも成人すらしておらず「元気そのもの」のはずなのだ。

北国新聞(平成23年3月16日:朝刊)
続き→【志賀原発 大津波に耐えられる?2】
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