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原発 労働は過酷 でも「戻る」

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労働は過酷 でも「戻る」

地元自治体が向かったのが、原子炉の増設だった。原発は地元民の働く場でもある。
福島県双葉郡の6町2村で、人口約7万6000人のうち、1万人が原発関連の仕事に就いているという。
今回の事故で避難したが「会社から呼び出しがあったら戻りたい」と話す人は多い。
失業するわけにはいかないからだ。

「しかし、労働者たちは守られてるとは言えない。東電は一流企業と思われているが、一時は売り上げの2倍の借金を抱えた企業だ。特に2000年以降は修繕費と人件費を削り続け、事故が多発するという悪循環に陥っている」

人件費削減→事故多発 悪循環止まらず

原発は、設備投資やメンテナンスに膨大な経費がかかる。
福島第1原発は、稼動当初から燃料被覆管に穴が開く事故や、配管の継ぎ目にひびが入る事故などが多発。
専門家に「性能は実験炉なみ」と言われてきた。

原子炉を止めると1日1億円の損失が出るとも言われる。
「なるべく損失を減らそうと定期点検の間隔を長くする。さらに点検期間を短縮する。そのために作業員は昼夜を問わぬ過酷な作業を続けることになり、危険にさらされる」

地元の下宿屋のおかみから「原発の仕事から帰ってくる人らが食事時に食べながら眠っている」と聞いた。
最近では、東京で失業した若者が「清掃作業」の募集で福島に来てみたら、原発の仕事だと初めて知ったという相談も受けた。

労働の過酷さは協力会社と呼ばれる下請けの労働者にとどまらない。
「東電の社員も合理化で、乾いたぞうきんを絞るように過重勤務だ」
石丸さんは「原発が抱える困難は全て放射能に由来する。発電のために湯っこ沸かすのに、なんで原子力なんて危ないもの使わなきゃいけねえんだべ」とつぶやく。

「日本は資源に乏しい国だから」という言葉が魔法の言葉となり、国民が思考停止に陥っていると感じている。
原発は“トイレなきマンション”。
青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場は止まったままで、使用済み核燃料の処理すらままならない。
英仏で再処理された使用済み核燃料が日本に戻ってきているが、その中のごみにあたる高レベル放射性廃棄物をガラス固化する技術はうまくういっていない。
埋没する場所も決まっていない。

現在の事故がうまく収束しても、処理には数十年かかるともいわれる。
「今の事故で放射性物質は東京にも流れていく。故瀬尾健助手(京大原子炉実験所)が福祉までの大事故を想定した試算では、首都圏で200万人以上が著しい健康被害を受けるという推計もある。
自分たちだけは安全なんて場所はない」

「責任追及し原発なくす」

いま、石丸さんは生涯かけて成し遂げる目標を立てている。
ひとつめは、刑事責任を含めた国と東電の徹底的な責任追及。
そしてドイツのように国を挙げて「脱原発」の計画を立てさせ、原発以外のエネルギーへの転換を目指すこと。
東電などの電力10社の寡占を防ぐため、一般家庭で複数の民間電力会社から購入先を選べるように自由化を進める。
そして今回の事故について、国や東電に徹底した個人補償をさせることだ。

「何万年も消えない放射能だってある。原発災害ほど、世代間で不公平があるものはない。
災害も喉元過ぎれば、とすぐに再開してしまうのが原発だけど、子供たちのために何とかしなきゃいけない。
それほど日本人はバカじゃない」

関連記事
福島原発の地元反対同盟


労働は過酷
北陸中日新聞(平成23年4月1日:朝刊)



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