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核燃料廃棄物 最終処分の行方は 地下500メートルで「10万年」

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核燃料廃棄物 最終処分の行方は
地下500メートルで「10万年」

大惨事を引き起こすまで「思考停止」に陥っていた原発政策の未来。
「推進」「脱」を超えて、目をそらさないでほしいのが核燃料廃棄物の最終処分問題だ。

最終的には地下深い岩盤に埋没するが、受け入れ先は決まらず、「地震大国」ゆえに半永久に安全管理する適地も多くない。
原発を稼動し続ける限り、危険な放射能の害はたまり続ける。
先々の世代にまで核の後始末を押し付けていいのか。

雪が降り積もった凍土をトナカイがゆったりと歩く。
壮大な自然の光景に見とれていると、カメラは洞窟のような工事現場に移る。
地下500メートルまで強固な岩盤を掘削して建設される、フィンランドの高レベル放射性廃棄物の最終処分場だ。

今、話題のドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」は世界初の最終処理場がテーマ。

原発から出た大量の放射能が無害になるとされる10万年後まで、果たして廃棄物を銅と鉄の特殊な容器に入れて
安全に保管し続けられるのか。
マイケル.マドセン監督が政府関係者や専門家にインタビューを重ねる。

処分場は首都ヘルシンキから北西240キロ、オルキルオト原発から東に約1キロの場所にある。
名前は「オンカロ」。フィンランド語で「隠し場所」という意味だ。
現在は調査施設を造り、2020年から操業予定だ。

ムンクで警告?

放射能の危険から未来の人類を守るのはどうすればいいか。
映画の中で専門家らは「隠し方」を大真面目で議論する。

「10万年後は次ぎの氷河期を経て別の人類がいて危険標識の言葉は通じないかも」
「恐怖感を感覚で伝えるのにノルウェーの画家ムンクの絵『叫び』を使っては」...。

配給元のアップリンク(東京都渋谷区)によると、福島第一原発の事故で4月の上映開始から東京など17館で約2万人が鑑賞した。
今後、シネコンも含めた全国60館で上映が予定され、自主上映の問い合わせもひっきりなしだという。

映画の中である専門家は「原発への賛成、反対は関係ない。放射性廃棄物という、現存する危険に取り組む必要がある」と語る。
政治的なメッセージはない。
伝わるのは「10万年」という永遠と同等の時間の重みだ。

「廃棄のリスクがあまりにも大きすぎることを知り、呆然とした」(40代女性)などと、配給元には観客の感想が続々と寄せられている。

固い地盤に利点

フィンランドは人口540万人。同国在住のジャーナリスト、靴家(くつけ)さちこさんは
「電力の約3割を原子力で賄う原発推進国。今、5基目となる世界初の160万キロワット級新型炉を建設中」と話す。
福島の事故への反応はどうだったか。

「チェルノブイリ事故の記憶から『恐ろしいことが起こった』と瞬時に反応した。
薬局からは安定ヨウ素剤が消えた。
でも、地盤が固く地震も少ない国で、ドイツのような脱原発の動きは出てきていない」

それでも情報隠しが次々と明らかになる日本とは異なり、「情報公開を徹底して、透明性を保とうとしている」と靴家さん。
事故があると、地元の住民の問い合わせ先として、担当者名と携帯電話の番号まで公開される。
最終処分場の存在はほとんどの国民が知っているはずだというが、注目されていない。

建設中のオンカロは「日本の原発立地事情と同じく人口が少ない辺鄙なところにある。地元は雇用が増えると賛成した」と話す。

オルキルオト

最終処分の行方は
北陸中日新聞(平成23年5月21日:朝刊)




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