三菱自 増収増益に

三菱自　増収増益に
12年3月期予想、下期挽回

三菱自動車は13日、2012年3月期の連結業績予想について、純利益が前期比28.0％増の200億円と発表した。
売上高の見通しは6.6％増の1兆9500億円で、2年連続で増収増益を確保する。

東日本大震災の影響で上期の国内生産は震災前の計画より1割減となるものの、下期で挽回し、通期では計画通りの台数を生産。
世界台数h6.4％増の117万台となる。

営業利益は24.1％増の500億円を見込む。
販売計画は、国内は前期と比べて横ばいの16万4000台にとどまるが、北米や欧州、アジアなど他の地域で販売を伸ばし、合計では8.9％増の107万5000台を目指す。

三菱自は被災地や関東に組立工場がなかったため、他の自動車メーカーに比べ早く生産が回復。
4月は経過k比約4割減だったものの、5月からは計画を上回る台数を生産している。

ただ、一部車種・仕様の生産に部品不足などの制約が残っており、記者会見した益子修社長は
「予想以上に早く生産が回復したが、完全な正常化は下期からになる」と話した。



北陸中日新聞（平成23年6月14日：朝刊）

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